最近はこれ読んでた

管仲 上 (文春文庫)

管仲 上 (文春文庫)

管仲 下 (文春文庫)

管仲 下 (文春文庫)

資料からの分析が鋭く、イマジネーションが豊かなのはいいが、
分析が過ぎて自己陶酔にかなり近い状態になっているのがこの作者の悪い所だな。
やっぱ管仲が恒公に矢を当てたにも関わらずその後恒公に召されるあたりは一番の見所だな。
ただ、この部分で、公子糾が殺されたことに関しての管仲の心の動きがもう少し詳しく書かれていても良かったのではないかと思う。また、晩年があまりにも駆け足過ぎる。ジャンプの連載の終盤みたいな感じだ。